ゼクシィの加藤ローサと偏愛マップ

偏愛マップについて寺岡さんと話しているときに、面白いことを聞いた。mixiのコミュニティで「ゼクシィの加藤ローサ」というのがあり、「加藤ローサ」よりも参加者が多いというのだ。ゼクシィのテレビCMでウェディングドレスを着ているあの加藤ローサである。

実際に調べてみると、

ゼクシィの加藤ローサ」は2815人、それに対し「加藤ローサ」は761人であった。

一般には、カテゴリーが大きくなればなるほど興味のある人が増え、狭ければ狭いほど減ると思うだろう。けれど、人間の認知ってそうなってない。偏愛であれば偏愛であるほど、人間は惹きつけられるらしい。

偏愛マップが面白いところ、blogが面白いところ、SNSが面白いところは、テーマの多様性ではなく、ひとりの人間の多様性に焦点をあてているところなのだ。

それは分裂へのさきがけか、融合への始端か。否。どちらでもない。