サプライチェーン社会科見学(またはアート)

社会科見学にしようか、アートにしようか迷っているのだが、ひとつアイデアを思いついたのでメモ。

経済活動の終着点は、営業が消費者に者を売るという点で終わる。そして終わりは始まりでもある。お金は消費者から営業に渡る。そのお金は、会社の仕入れに使われる。これがディマンドチェーンであり、最終的にはすべての財が石油、鉄、野菜、魚などの一次産品にさかのぼる。

そして一次産品をつくり(さがし、掘り)、売るという視点からはじまって、消費者に売れるまでの過程がサプライチェーンである。

これが経済という物語の全貌だ。

社会科見学としてやってもよいし、イームズ夫妻のPowers of Tenのように映像にするのもいいかもしれない。

これから見られそうなこと。

・売るという連鎖と買うという連鎖の非対称性

・買う(売る)という認知の多様性

 ・消費者が買う(売る)ということ、

 ・B2Bで買う(売る)ということ、

 ・一次産品を買う(売る)ということ

で、人々がお金やモノ、仕事をどういう風に扱っているかが認知的に違うはず。同じお金が違うお金として扱われるということ、むしろ違うお金が同じお金として存在するということが貨幣の本質だということが感じられないかな。

・見るということの不可逆性:最初に消費者にモノを売るという行為と、最後に売るという行為が同じものであっても、このチェーンを見る前後で違ってみえるはず。

外部経済の物語も付け加えたい。

・一次産品が地球の歴史や生態系の進化とどう関係して生産されているか。

・消費者が食べる、生きる、再生産(生殖、自己複製)するということ。

・遊び、意味、たわむれ、味、音、色、美。

・コミュニケーション、物語それ自体の再帰性の物語。

とりあえず、大人の社会科見学として有志でやってみようかな。

こういうのを総合的学習の時間にやりたいという先生がいたら応援したい。