2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Powers of ten

昨日はtaiseiとlenaと一緒に初台のICCに行ってきた。2001年の信用ゲーム展のカタログに寄稿した縁で、特別展の初日にsteve木下とsakiと一緒に行って以来だ。目的は、ICCのフロアに埋まっているPowers of tenを二人に紹介することだ。 Powers of tenは、イー…

XMLの文体と新しい社会契約論:(4)例2 論文のXML

前回は、議事録のXML化について紹介したが、今回は論文のXML化だ。 ウィトゲンシュタインは、「論理哲学論考」で独特の文体で自らの思想を表そうとした。このblogを読む人には説明がいらないと思うが、一時は論考を読むことが哲学をすることと等しく扱われた…

XMLの文体と新しい社会契約論:(3)これからはドキュメントのXML

チューリングについて書こうと思ったが、意味論だとか計算論だとか、抽象的な話が連続して続くと読むほうがつらいだろうと思い、2つほど具体例を先に話そうと思う。 ということで、今回は議事録のXMLという具体的な話をする。XM(eXtreme Meeting)というミー…

XMLの文体と新しい社会契約論:(2)XMLの分類のヴィジュアル化と分析

前回の内容を絵にまとめると以下のようになる。 さらに詳しくみてみよう。下の図は4つの分類を並べてみたものである。 すると以下の3つの軸が見えてくる。 1.データとプログラム 2.ロジックとインターフェイス 3.意味が確定しているか否か 1.デー…

XMLの文体と新しい社会契約論:目次

困ったことが分かりました。 目次を作ってみたところ、10回分書かなくてはいけないのです。そんな時間はあるのでしょうか。 XMLの分類 XMLの分類のヴィジュアル化と分析 計算とデータ: チューリング、フォンノイマンから「テープとマシンの共進化」 seman…

XMLの文体と新しい社会契約論(1)

毎日、膨大なアイデアが生まれてくるが、メモる速度を思考速度が上回っているので、ほとんど書ききれない。早く神経接続できるようにならないと困るなあ。 ということで、取りこぼされそうになったアイデアのうちの一つを救っておこう。 今日の話題はXMLの文…

苗字

月曜日に両親と、長野は小諸に行った。道中、途絶える寸前の五十嵐という苗字を継がないかという話になった。鈴木健は多すぎるので、五十嵐健のほうがいいかもしれない。 大学時代の友人の小泉も清水になったしなあ。苗字が変わるというのはきっと変な気分だ…

IPAX2日目

昼すぎに2時間ほど抜けたので、それほど多くの人と話せなかった。ランチ中はニューロン山田さんに次世代の相談にのってもらい、何人かに未踏の相談にのった。 展示会が終わった後、スーパークリエータ認定証授与式にでてきた。あのような場所で何かをもらう…

物価と認知

このblogでも、何度か貨幣と物価の問題について触れているけれど、昨日のIPAXでも議論になり、ようやく言語化できるようになってきたので、書いておこう。 貨幣供給量×貨幣の流通速度に対する価格の比率は、相対的な値であるが故に、現在の貨幣においてもす…

IPAX1日目

IPAXに出展してきた。 カラオケのメーカーの人がきて、カラオケボックスの採点にPICSYが使えるんじゃないかとか、(スポーツやゲームのランキングの延長とはいえ)新しいアイデアが聞けて面白かった。 大向くんが指摘するところであるが、あいかわらずPICSY…

CEDECに遊びに行く

今日は、CEDECのタイセイのセッションに遊びに行った。ゲーム業界のおもろい人たちの意見が聞けて興味深い。モジュールかすり合わせか、業界標準の履歴書、流通の役割など、どこの業界でも話題になる普遍性の高い内容だったと思う。タイセイの野望はでかいが…

数学者への畏敬

先週は教材開発集団FTEXTの合宿があって、高校数学を久しぶりにやった。FTEXTのリーダーの吉江くんとは大学時代の友人で、心の師のひとりである。あいかわらず高いレベルのコミュニケーションを実践していて、頭が下がる。 合宿中、ユークリッドの「原論」は…