究極のグループウェアに求めるもの

昨日、オフィスをもたないベンチャーキャピタルをつくりたいというベンチャー社長に会ってきた。とりあえず、12月から1月にかけて話を詰めていこうという話になった。

人事評価をPICSYにすることももちろんだが、やはりオフィスをもたずに仕事をするためのグループウェアが大事だろう。オフィスでのface to face のコミュニケーションよりも生産性が高いグループウェアが登場しなければ、一部の例外は除いて、バーチャルカンパニーなんぞ絵に描いた餅だろうと思う。

会社で働いてみて、必要なコミュニケーションの類型は4つあることに気がついた。

1.決起集会

月1回とか年1回、会社全員や部署全員で集まって行って激をとばしたり、意識を統一する。毎日やる場合はラジオ体操という技もある。いまのところはMLかメルマガがベスト。

2.会議

会議の運営の仕方が下手な人がいるが、会議運営をフォーマットにしてしまうアプリケーションが必要だと思う。これについては一家言あるつもりだ。よいアプリはない。

3.机

基本は1対1。ちょうど会社で誰かの机に近づいていって話を聞いたり、議論するようなもの。いまのところWindows Messangerがベスト。

4.タバコ部屋

会議ではでない話がタバコ部屋では出る。会社によっては重要な決定はタバコ部屋で行われるらしい。別の形態としては、ランチミーティングというのがある。いまのところ、IRCがベスト。

会社におけるコミュニケーションの98%くらいはこれで網羅できるのではないだろうか。どちらにしてもテキストベースでは限界がありすぎるので、ビデオチャットは最低限必要だ。この4類型に加えて、blogその他ネットでしかできないコミュニケーションの形態を追加していけばよい。

会社にいてもこの「究極のグループウェア」を使わないと仕事にならなくなれば、自然にオフィスにしばられなくなっていくに違いない。どなたか、作ってれませんか? 入れ知恵だけはしますよ。