InterCommunication 2006年spring

InterCommunicationの最新号が発売されたようです。

なぜか4ヶ所もでてます。ICCと縁の深い1年でしたね。

InterCommunication 2006年spring 情報社会のファンダメンタルズ

P6-P49

◆座談会

岩井克人+安富歩+鈴木健東浩紀

貨幣・法人・バザール

P145-P163

シンポジウム

吉田民人+國領二郎+鈴木健+公文俊平+東浩紀

「情報社会を設計する」

P196-P197

「アート&テクノロジーの過去と未来」展/シンポジウム

「ised@ICC:情報社会をオープンにする」

東浩紀、鈴木健、白田秀彰

P202-P203

「アート&テクノロジーの過去と未来」展/ワークショップ

「PICSY×gumonji」

師 池上さんの隣に載って恐縮です。

そういえば、その前の号に鼎談があるのですが、紹介するの忘れてたのでついでにどうぞ。

InterCommunication 2006年winter 情報社会の変貌

P24-P45

◆鼎談

佐藤俊樹+北田暁大+鈴木健

メタコミュニケーションへの欲望―情報社会論と現代社

P80-P89

◆論考

鈴木健=構成的社会契約試論

近藤淳也さんと東浩紀さんとpodcasting

先日、FTEXTの合宿を抜け出して、近藤さんちにうかがい、れいこさんの手料理を東さん一家と一緒にいただきました。とってもおいしかったです。

近藤さんはレコーダーを買ったばかりで使いたくて仕方ないらしく、podcastingをすることになりました。

http://d.hatena.ne.jp/jkondo/20060227

東さん、近藤さんと酔っ払いながら、ぐでぐでトークをしています。

ぼくはまだ聞いていないのですが、かなりつっこんだ本気の話もあった気がしますので、興味ある人はどうぞ。isedでは議事録しかでてこないので、声というメディアの面白さも感じられるかもしれません。

テレビドラマ初出演

といってもエキストラですが。

脚本家のまつばづえさんのとりはからいで、

今日、午後9時からの

TBSテレビ50周年生命38億年スペシャル“人間とは何だ!?”(5)神秘の脳!日本人の心を探す感動の旅 

中のドラマで松岡昌宏くんの近くでうろうろしていると思います。

カットされてなければ、ご鑑笑ください。

生産性の向上は現代文明にとって、もはやどうでもよい

「生産性の向上は現代文明にとって、もはやどうでもよい」ということは何度言っても言い足りない。

僕自身が、会議の生産性向上のためにeXtreme Meetingなどというものを提唱したり、PICSYで生産性が向上します、などという話をするが、本心がそこにあるわけじゃない。

生産性の向上へのあくなき追求は、資本主義社会の病理のようなもので、しらふで「生産性が向上します」などと喜々として説明している人は、いわば病人である。そう人には「ああ、自分は病人なんだなあ」とせめて自覚してほしい。

200年前であれば、生産性の向上はダイレクトに人々の幸福に結びついていたかもしれない。

現代において、生産性の向上は、人間社会の問題をつくる原因でさえありうる。

生産性の向上は、何かを変えるきっかけにはなりうる。

きっかけはあくまできっかけであり、どう利用するかがポイントだ。

同様に、最適化という言葉を使うひとにもげんなりする。

ぼくも時々使うのだけど、心ある人はげんなりしてるんだろうな。

アキレス健断裂

先週の土曜日のフットサル中、ターンをしたらバチっと音がして、誰かにけられたかと思って振り返っても誰もおらず、救急車で運ばれ(人生二回目)、アキレス腱断裂の診断を受けました。

全治3ヶ月、松葉杖生活です。

直後に風邪をひきました。泣きっ面に蜂です。

せっかくなので、ググります。

アキレスの庭というページには、アキレス腱断裂した人の投稿がたくさん書いてあって、読むたびに体中から力が抜けて、マウスカーソルを制御できなくなります。

アキレス腱の由来はギリシャ神話のアキレスですが、耳なし芳一の談話構造と似ています。(あだちん説)

昨日は中華料理屋さんで牛のアキレス腱を食べました。

うまい、と言っていたのはぼくだけでした。

みなさん、ご迷惑をおかけしてます。

東さんの二層構造論へ1

http://www.hirokiazuma.com/archives/000194.htmlより

鈴木健はblogの「XMLの文体と新しい社会契約論(4)」のなかで、ウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』の構造がXMLに似ていることを指摘し、「ウィトゲンシュタインが生きていたら、嬉々としてアウトラインエディタを使ったことだろう」と記している。彼自身分かっていると思うが、この指摘はミスリーディングだ。なぜならウィトゲンシュタインは、周知のように、晩年『論理哲学論考』とはまったく異なったスタイルの哲学を展開するからである。したがって、鈴木の指摘は、正確には、「もしウィトゲンシュタインが若いころのままで生きていたら」となるべきである。

とありますが、確かにそのとおりで、前期ウィトゲンシュタインはアウトラインエディタ、後期ウィトゲンシュタインならwikiを使ったことでしょう。

それはさておき、このエントリーの二層構造の表にちょっと違和感があり、四層構造にして自分なりに書いてみました。

動物的

style='display:none'>

ドウブツテキ
人間的

style='display:none'>

ニンゲンテキ
身体 神経

style='display:none'>

シンケイ
自我=他我

style='display:none'>

ジガ
独我論的人工

style='display:none'>

ジンコウ
  意識

style='display:none'>

イシキ

style='display:none'>

フク
自己

style='display:none'>

ジコ
意識イシキ
近代的

style='display:none'>

キンダイテキ
自我

style='display:none'>

ジガ
  表象

style='display:none'>

ヒョウショウ

style='display:none'>

フク
意味

style='display:none'>

イミ
情報

style='display:none'>

ジョウホウ
  コンテクスト データベース
ダイナミクス  記号 物語

style='display:none'>

モノガタリ
ゲーム
プログラムとデータの

style='display:none'>

分離ブンリ
プログラムとデータの分離

style='display:none'>

ブンリ
プログラムとデータの越境

style='display:none'>

エッキョウ
言語

style='display:none'>

ゲンゴ
ゲーム
ゲーム理論

style='display:none'>

リロン
  討議

style='display:none'>

トウギ
テキ理性リセイ
計算

style='display:none'>

ケイサン

style='display:none'>

テキ
理性リセイ
  精神

style='display:none'>

セイシン
分析

style='display:none'>

ブンセキ
認知

style='display:none'>

ニンチ
科学

style='display:none'>

カガク
 
環境

style='display:none'>

カンキョウ
管理

style='display:none'>

カンリ
規律

style='display:none'>

キリツ
訓練

style='display:none'>

クンレン
 

違和感50%減くらいで、まだしっくりはこないところもあります。

ディテールを考えると例外だらけ。

しかし、8層構造にしても仕方ないからな。

僕的には、池上さんと東さんの論争もこれで解決です。