2005-01-01から1年間の記事一覧

会社は誰のものか 2.分配率とPICSY

前回のエントリで、世の中には資本分配率と労働分配率というのがあるというのがお分かりいただけたと思います。 会社をとりまくアクターは、お金を入れてくれる投資家(や銀行)、顧客と、モノや労働を入れてくれる従業員と仕入先があります。付加価値のうち…

会社は誰のものか 1.資本分配率と労働分配率

ぼくが最初に会社は誰のものかという問題に疑問に思ったのは、かれこれ20年ほど前のことです。それ以来、断続的にこの問題を考えてきましたが、ライブドア-フジテレビ問題のおかげで、一躍社会的なトピックになりました。 一応、このブログはPICSY blogな…

ISED 第二回設計研議事録公開

2月12日に行われたISEDの第二回設計研議事録が公開されました。第二回は、GNUプロジェクトで活躍しているオープンソースアクティビストの八田さんの発表でした。ぼくは、このへんとこのへんで主に話していますが、全般的に面白いので読まれることをお勧め…

ケインズ以来

NHKの「日本の、これから 格差社会」を見て思ったこと。 ホリエモンをはじめ、経営者として成功した人たちには、「みんな努力が足りないんじゃないの?」「いまで十分機会がめぐまれている」といった言説がみられた。 いや、まあ実際そういう人もいるかもし…

an・an特集 オープンソースで恋の勝ち組

先週、朝まで生テレビを8年ぶりくらいに見ていたら、ライブドアがオン・ザ・エッジだったころのCTOだった小飼弾という人がでていました。(Jcode.pmの作者のようです。昔お世話になりました) オープンソース・プログラマーという肩書きで登場しているのは…

AshbyのHomeostatとアフォリズム

先日、W. Ross Ashbyの"An Introduction to Cybernetics"という本のP84からP86で紹介されているHomeostatという機械について以前ゼミで読んだことがあって、Dr. ezcaとその話になりました。 普通のHomeoshtasis(ホメオスタシス)の説明は、安定状態からのず…

方法序説 第三部より

どこかの森に迷いこんだ旅人たちは、あちらへ向かったり、こちらへ向かったりして迷い歩くべきではなく、いわんやまた一つの場所にとどまっているべきでもなく、つねに同じ方向に、できるかぎりまっすぐに進むべきであって、その方向を彼らに選ばせたものが…

楠くん、登場

======================================== 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター主催 学際的研究プロジェクト 「情報社会の倫理と設計についての学際的研究」 (ised@glocom) 第3回「情報社会と設計」研究部会 開催のお知らせ 2005年4月3日 =…

車社会と情報社会

今日は自動車免許の書き換えにいってきた。10年ほど前に免許合宿の講習中に、車社会という言葉がでたときの違和感と発見は今でも忘れない。というのは、車というのが生活の中に遍在し当たり前になりすぎていて、あえて車社会といわれると確かにそのように…

ホリエモンがPICSYをライブドアポイントに採用か

昨日、ライブドアの方から連絡がありまして、最近、なにかと話題のホリエモンがPICSYに興味があるとのことでした。 趣旨は、要約、翻訳すると以下のような感じでした。 ・すべての取引が投資になる貨幣というのが、資本主義の理念を徹底しており、ホリエモン…

JAN

新アイデアを思いついたらブログに書いておこうと思ったのだが、今回は忘れてた。 おととい(25日)に突然思いついた。JAN(Joint Attention Network)と読んでいるが、まだモデルとしては練り足りない。森本さんに相談したら、カテゴリー論みたいだねー、…

人事評価にも使えたPICSY Engine

PICSY Engineが人事評価にも使えた。 いまあるメソッド群をラップすれば、使えることが分かった。 委任とか無理だけど。

東京脱出

最近、東京にいちゃいかんなあと思うようになった。 なるべく早く東京を脱出しよ。

NASA World Wind

HyperMapはNASA World Windのようなクオリティでできたら最高だなあ。

相互作用同時性

最近、時間についてよく考える。 そういえば、Varelaを読んでいたら、simultaneity of interactionsという言葉がでてきた。相互作用同時性は茂木さんの造語と思ってたらそうではなかったようだ。とはいえ、googleでほとんどヒットしない用語だ。

否定神学のわな

一月ほど前のことだが、研究室の修論生が、修論発表前日に準備をしていた。彼女の研究テーマは体の硬さと柔らかさの違いによる認知の違いだった。 彼女が 「神経系に身体性をつけることにどういう意味があるんですかね。」 と聞いてきたので、とっさに 「神…

神経接続(続き)

先日、統計数理研究所で行われた、International Symposium on The Art of Statistical Metawareで、テーマが神経接続なセッションがあったのでききにいった。理論屋さんの話はさておいて、実験屋さんの話を聞くのが目的だ。

談話室滝沢で一緒に談話する人募集

談話室滝沢というのがあるらしい。残念なことに、この3月で閉店してしまうとのこと。 なくなるまえにぜひ一度いきたいので、一緒にいってくれる人募集。 潜入レポート

精神病院

今日はじめて精神病院にいってきた。 (べつにぼくがというわけではない) どこまで書いていいか分からないのであまり詳しいことはかけない。 でも、みんなおもったよりふつうだったなあ。 精神病というのが普通の現象だというふうにいいたい。

ヘルプ

研究が行き詰っているので、研究室のezcaくんとkskくんのふたりにヘルプしてもらって、いろいろアイデアをもらった。解決したかと思ったら、やっぱりだめだった。

精神・自我・社会 第一章~第三章

]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]] 第一章 社会心理学と行動主義 ]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]] 普通の社会心理学:個人的経験の心理学的観点から一般に社会的経験の局面を扱う ミードの社…

Parametric Bias

谷さんのParametric Biasって関数を変数化するってことなのかな、とふと思った。NNにおける関数と変数の関係はどうなってるんだろう。 らむだー。

火事場で縄跳び

安斎さんのmixi日記の「火事場で縄跳び」の話が脳裏から離れない。 1日3回くらい思い出す。 火事場を背景に縄跳びしている風景を想像しては戦慄する。 どうしてくれようと思っていたら、なんと元々行こうと予定していた友達のかかわっているプロジェクトで…

神経接続(Brain Computer Interface)

研究室のセミナー発表のために、Brain Computer Interface(BCI)についてリサーチした。BCIとは要するに神経接続である。ニューロマンサーから攻殻機動隊、マトリックスまで、このテーマを扱った作品は後を絶たないが、ここ5年ほどでSFからScienceへ、そして…

線の力

今日は、昼過ぎに藝大の植田工くんの個展を見に行って、例によって明るい猥談を聞きながら、芸術談義に花を咲かせた。彼は線の力を信じているらしい。ぜひがんばってほしいもんだ。 その後、統計数理研究所で、BCI(Brain Computer Interface)のセミナーを聴…

Groove

「仮想オフィス」をMS Officeに統合――Groove買収の狙い より 「何年にもわたって、われわれは幸運にも、全社員にWi-Fi対応ノートPCを持ち歩くよう指導してきた。われわれの多くにとって、仕事の性質自体が変わってきた。われわれはオフィスや自宅、ホテル、…

ウィンクキラー

金曜の夜、木本さん飲みが終わったあとに、しょうこさんからウィンクキラーというゲームを教えてもらった。 ぼくの今の研究にそっくりなゲームだ。面白いなあ。

自分で動き回る油滴発見?

自分で動き回る油滴発見の記事は、 Self Running Droplet: Emergence of Regular Motion from Nonequilibrium Noise,Yutaka Sumino, Nobuyuki Magome, Tsutomu Hamada, Kenichi Yoshikawa,Physical Review Letters, 94, 068301 (2005) という論文で、こちら…

酔って歩く

昨日、早咲きの梅の木の下で、池上さんらとランチをとりながら、自律的な運動とはどういうものかについて議論しました。人工生命の研究の過程で、さまざまな運動パターンが生まれてきましたが、どうも自律的な運動とはいえないようです。 その帰りの道のとき…

進化と形態形成と学習

GAをまわしながら学習と呼ぶその心について考えてみた。 まあ、所詮NNにとってGAというのはパラメータ空間を洗うという意味しかないわけだけど。定義域がきまっているのに進化とは是いかにといわれれば、そもそも問い自体が無効なのは確か。しかしそれはさて…