苗村憲司と米沢富美子

いま、研究室でふと、日本物理学会編「科学英語論文のすべて 第二版」丸善という本を手にとったら、著者リストに見慣れた名前が2名ほど。 それがタイトルのご両名なのだが、米沢富美子はぼくの大学時代の指導教官で、苗村憲司はPICSY engineの共同開発者のn…

会社は誰のものか 4.民主主義のパラドックス

いままで3回にわたって、経済面(あるいは外部経済面)から会社を見てきました。 今度は組織として会社をみていきましょう。組織というのは、みんながまとまって動くわけですから、ばらばらに動くわけにはいきません。もちろん、ばらばらにやってもいいので…

協調フィルタリングと公文俊平

故あって、情報フィルタリングの文献を読み漁っている。 協調フィルタリングをブレイクさせた論文の一つである、"GroupLens: An Open Architecture for Collaborative Filtering of Netnews",1994を読むと、引用文献に見覚えのある名前がある。 11. Kumon, S…

会社は誰のものか 3.支出面と外部効果

2回にわたって、会社を「付加価値を生み出すもの」として見てきました。すなわち、生産面=分配面から会社をみてきたことになります。

占領政策

アメリカのイラクへ政策とライブドアのニッポン放送政策に共通するのは、占領政策のレベルの低さである。両者とも侵攻そのものには成功したが、占領統治に躓いた。 戦争そのものよりも占領政策のほうがよっぽど難しいのは、歴史が教えるとおりだ。さらにいえ…

会社は誰のものか 2.分配率とPICSY

前回のエントリで、世の中には資本分配率と労働分配率というのがあるというのがお分かりいただけたと思います。 会社をとりまくアクターは、お金を入れてくれる投資家(や銀行)、顧客と、モノや労働を入れてくれる従業員と仕入先があります。付加価値のうち…

会社は誰のものか 1.資本分配率と労働分配率

ぼくが最初に会社は誰のものかという問題に疑問に思ったのは、かれこれ20年ほど前のことです。それ以来、断続的にこの問題を考えてきましたが、ライブドア-フジテレビ問題のおかげで、一躍社会的なトピックになりました。 一応、このブログはPICSY blogな…

ISED 第二回設計研議事録公開

2月12日に行われたISEDの第二回設計研議事録が公開されました。第二回は、GNUプロジェクトで活躍しているオープンソースアクティビストの八田さんの発表でした。ぼくは、このへんとこのへんで主に話していますが、全般的に面白いので読まれることをお勧め…

ケインズ以来

NHKの「日本の、これから 格差社会」を見て思ったこと。 ホリエモンをはじめ、経営者として成功した人たちには、「みんな努力が足りないんじゃないの?」「いまで十分機会がめぐまれている」といった言説がみられた。 いや、まあ実際そういう人もいるかもし…

an・an特集 オープンソースで恋の勝ち組

先週、朝まで生テレビを8年ぶりくらいに見ていたら、ライブドアがオン・ザ・エッジだったころのCTOだった小飼弾という人がでていました。(Jcode.pmの作者のようです。昔お世話になりました) オープンソース・プログラマーという肩書きで登場しているのは…

AshbyのHomeostatとアフォリズム

先日、W. Ross Ashbyの"An Introduction to Cybernetics"という本のP84からP86で紹介されているHomeostatという機械について以前ゼミで読んだことがあって、Dr. ezcaとその話になりました。 普通のHomeoshtasis(ホメオスタシス)の説明は、安定状態からのず…

方法序説 第三部より

どこかの森に迷いこんだ旅人たちは、あちらへ向かったり、こちらへ向かったりして迷い歩くべきではなく、いわんやまた一つの場所にとどまっているべきでもなく、つねに同じ方向に、できるかぎりまっすぐに進むべきであって、その方向を彼らに選ばせたものが…

楠くん、登場

======================================== 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター主催 学際的研究プロジェクト 「情報社会の倫理と設計についての学際的研究」 (ised@glocom) 第3回「情報社会と設計」研究部会 開催のお知らせ 2005年4月3日 =…

車社会と情報社会

今日は自動車免許の書き換えにいってきた。10年ほど前に免許合宿の講習中に、車社会という言葉がでたときの違和感と発見は今でも忘れない。というのは、車というのが生活の中に遍在し当たり前になりすぎていて、あえて車社会といわれると確かにそのように…

ホリエモンがPICSYをライブドアポイントに採用か

昨日、ライブドアの方から連絡がありまして、最近、なにかと話題のホリエモンがPICSYに興味があるとのことでした。 趣旨は、要約、翻訳すると以下のような感じでした。 ・すべての取引が投資になる貨幣というのが、資本主義の理念を徹底しており、ホリエモン…

JAN

新アイデアを思いついたらブログに書いておこうと思ったのだが、今回は忘れてた。 おととい(25日)に突然思いついた。JAN(Joint Attention Network)と読んでいるが、まだモデルとしては練り足りない。森本さんに相談したら、カテゴリー論みたいだねー、…

人事評価にも使えたPICSY Engine

PICSY Engineが人事評価にも使えた。 いまあるメソッド群をラップすれば、使えることが分かった。 委任とか無理だけど。

東京脱出

最近、東京にいちゃいかんなあと思うようになった。 なるべく早く東京を脱出しよ。

NASA World Wind

HyperMapはNASA World Windのようなクオリティでできたら最高だなあ。

相互作用同時性

最近、時間についてよく考える。 そういえば、Varelaを読んでいたら、simultaneity of interactionsという言葉がでてきた。相互作用同時性は茂木さんの造語と思ってたらそうではなかったようだ。とはいえ、googleでほとんどヒットしない用語だ。

否定神学のわな

一月ほど前のことだが、研究室の修論生が、修論発表前日に準備をしていた。彼女の研究テーマは体の硬さと柔らかさの違いによる認知の違いだった。 彼女が 「神経系に身体性をつけることにどういう意味があるんですかね。」 と聞いてきたので、とっさに 「神…

神経接続(続き)

先日、統計数理研究所で行われた、International Symposium on The Art of Statistical Metawareで、テーマが神経接続なセッションがあったのでききにいった。理論屋さんの話はさておいて、実験屋さんの話を聞くのが目的だ。

談話室滝沢で一緒に談話する人募集

談話室滝沢というのがあるらしい。残念なことに、この3月で閉店してしまうとのこと。 なくなるまえにぜひ一度いきたいので、一緒にいってくれる人募集。 潜入レポート

精神病院

今日はじめて精神病院にいってきた。 (べつにぼくがというわけではない) どこまで書いていいか分からないのであまり詳しいことはかけない。 でも、みんなおもったよりふつうだったなあ。 精神病というのが普通の現象だというふうにいいたい。

ヘルプ

研究が行き詰っているので、研究室のezcaくんとkskくんのふたりにヘルプしてもらって、いろいろアイデアをもらった。解決したかと思ったら、やっぱりだめだった。

精神・自我・社会 第一章~第三章

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Parametric Bias

谷さんのParametric Biasって関数を変数化するってことなのかな、とふと思った。NNにおける関数と変数の関係はどうなってるんだろう。 らむだー。

火事場で縄跳び

安斎さんのmixi日記の「火事場で縄跳び」の話が脳裏から離れない。 1日3回くらい思い出す。 火事場を背景に縄跳びしている風景を想像しては戦慄する。 どうしてくれようと思っていたら、なんと元々行こうと予定していた友達のかかわっているプロジェクトで…

神経接続(Brain Computer Interface)

研究室のセミナー発表のために、Brain Computer Interface(BCI)についてリサーチした。BCIとは要するに神経接続である。ニューロマンサーから攻殻機動隊、マトリックスまで、このテーマを扱った作品は後を絶たないが、ここ5年ほどでSFからScienceへ、そして…

線の力

今日は、昼過ぎに藝大の植田工くんの個展を見に行って、例によって明るい猥談を聞きながら、芸術談義に花を咲かせた。彼は線の力を信じているらしい。ぜひがんばってほしいもんだ。 その後、統計数理研究所で、BCI(Brain Computer Interface)のセミナーを聴…